すべては学生のために   学校法人上田佐藤学園 上田情報ビジネス専門学校【公務員・コンピュータ・IT情報処理/経理・医療事務・建築】 長野県 上田市中央 3-7-5 ☎0268-22-0255

毎朝ほぼ同じ時間に電車に乗り、
一度も言葉を交わしたことはないにも関わらず
毎日同じ人たちと顔を合わせていると
なんとなく知り合いになったような気分になる。
時々誰かいなかったりすると妙に気になったりもしてしまう。
そうして学校に着いてまずやることは、ポットの水を沸かすこと。

ここはウエジョビ1号館職員室。
私はティーチャー。
あえてティーチャーといったのは
主な仕事はその名のとおり勉強を教えること、
ということを強調したいから。
決してキザな訳ではない。
難解な用語や理論をいかに分かりやすく教え、
いかに勉強に親しんでもらえるか、
そんなことを日々考えて過ごしている。

しかし、私がいくら熱くなって教えても、
「学生のために」って思って動いても、
何か虚しさに近い感情を覚えることがある…。
不思議なもので、「空気感」というのは
しっかりと伝わってくるものである。
私はあまり非科学的なことは信用しないが、
この感覚は実に見事に、そして確かに感じるものである。
中学2年生から勉強の楽しさを知り、勉強の楽しさを伝えたいし、
何より教えることは大好きなのに。
しかし、その違和感はどうも分かりやすさとは関係がないようだ。

その理由について、結論からいうと簡単なことだった。
つまり、そもそも学生が聞く耳を持たなければ何も伝わらない。
分かりやすかろうが、興味をもって聞く耳を立ててくれなければ
それはまさに私の「独り言」と変わらない。
そこで、ティーチャーではあるが、
ちょっとやり方を変えることに。
「北風と太陽作戦」とでも言おうか。
もちろんパフォーマンスとして
実際に北風のような強風を起こす訳ではない。
北風の如く頭ごなしに注意ばかりしていたこともあったが、
結果はいうに及ばす…。

私が太陽となって自発的に行動してくれるように考えた。
自発的に勉強してくれたり、気を利かせて動いてくれたりしてくれる程
嬉しく有り難いことはない。
そこで、誰もが本来持っている承認の欲求等に着目してみた。
元来人間の持つ力を発揮してもらうために、
学生の言葉に「耳を傾けること」、それに基づいて「質問すること」
に力を注ぎ、一人ひとりの存在をしっかり認めるなど…。
それは単に「褒めること」「甘やかすこと」とは異なるものである。
結果、学生たちの底力に自ら気づき、
毎年毎年劇的に変わる学生が生まれるから驚きである。

ここまで、何となく実はある大好きな作家風に書いてみたのですが…
稚拙且つ大それたことを申し訳ありません。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

では、いつもの文調に戻し…
上記のとおり、(学生に全く遠慮しない(笑))「太陽」となって
今年度も過ごして参りました。
それは皆を「家族」だと思って接しているからです。
例えば、公共の場においてマナーがなってなかったら…。
赤の他人には言わないことでも(本来言うべきですが…)
身内であれば遠慮なく指摘できるものであり。

今年度も一体感と、何より「他人に喜んでもらいたい」という気持ちが
強く表れた学生たちだったと振り返ります。
私へのたくさんのサプライズ。
クラスメイトどうしの助け合い。
最後のHRで書いてもらった作文も
昨年度同様冷静に読むには相当の覚悟が必要な内容でした。
(紹介したくて仕方ないのですが、
長くなるので今年度は最後に一部の掲載とさせて頂きます…)

更に、卒研GP代表者たちの実に気持ちのいい練習の様子。
良かったのは本番じゃないの?と問われそうですが、
勿論本番の勇ましさに感動したことは言うまでもありません。
しかし、メンバーで協力して、
何より楽しそうに作り上げたプロセスの様子に
より深く感動してしまいました。
そして、卒研GPの際に実施される「ウエジョビ生の主張」。
今年度は我がクラスから最優秀賞が選ばれました。
人生、辛く大変なことが多いかも知れませんが、
彼女の書いた内容に生きる意味やウエジョビ生活とは何たるか、
という部分が限られた文字数の中で表現されていると感じます。

改めて、学生たちに、そして彼ら彼女らをウエジョビに入学させて頂いた
保護者の皆さまに感謝してやみません。

そんな学生たちの感想から~
「先生の苦しみながらも頑張っている姿、
クラスの皆はちゃんと見ていたと思います。」
グッと来ました…。

「人は一人では生きていけないとこんなにも感じたことはない一年でした。
この一年は、10年分ぐらい生きた気がします。」
だから苦難を苦難とは思わず、尽くそうと努めることができました。

そうそう、今年は私の改善点を書いてくれた学生が…。
「無理やり絞りだしますと…
もっとグアムを楽しんでください。以上です。」(…笑)

P.S.上記の作家については次回の日記にて…