もう先月のことになりますが、 経験したことのない大雪に見舞われました。
まさに「卒研グランプリ」その日でした。
その日、携帯電話(スマホではなく)をなくしました…。
こんなにショックだとは思っても見ませんでした。
卒研の準備の中で落としてしまったようです。
セキュリティーを施し、あらゆるところに連絡し、
これで出てこなければ仕方ないと思っていました。
冷静になった頃、GPSによる検索が出来ることを思い出しました。
緊急通話停止機能を解除し、ドキドキしながら検索すると…
上田市内に存在していることが判明しました!
通信技術の発達に感動した瞬間でした。
ふと大学時代には「ポケベル」に 大変お世話になったことを思い出しました。
同世代の方は懐かしさを感じたのではないでしょうか?
同時に、この話が通じない世代もいるのでしょう…。
話を戻します。自分の携帯に電話すると確かにコールもしています。
その時の気持ちを比喩するのであれば、
見つからなかった我が子の存在を確かめられたかのような気持ち…
といったところでしょうか(表現が難しい…)。
長野市に住む私は、翌日曜日も電車が止まっていて動けませんでした。
その時、私のクラスの上田に住む学生が「探しますか?」と。
そして「位置を写メで送って下さい」と。
雪はやんでいたもののさすがに申し訳ないと拒んでいましたが、
「近いんで」とか「暇なので」とか理由をつけて もう一人を連れて探しに行ってくれたのです。
お言葉に甘えてお願いしてしまいました。
現地に着くと、除雪機が入っていて2メートルもの高さに雪が積み上げられていたそうです。
学生「見つかったら電話しますね」
私「ちょっとやって見つからなかったらいいからな」
なんと2時間も探し(堀り)続けていたのです。
連絡しても繋がらず、本当に心配しました。
私の携帯に電話しながらその振動を頼りに探していたため、充電が切れてしまったようでした。
もう一人に電話すると繋がりました。
興奮した声で「めっちゃ近くで震えてます!もう少しですよ! あったー!」と実況中継が。
その時の雄姿です。
本当に申し訳ない気持ちと感動で
言葉が見つかりませんでした。
他人のためにここまで尽くしてくれる彼らは、
それぞれ「消防官」「警察官」としての勤務が決まっています。
今日は「スプリングセミナー」初日です。
新入生は皆参加しています。
これから1年間一緒に過ごす彼らとの生活の中で、
たくさんの感動を共に味わうことがあるでしょう。
慣れるまでは大変な5日間ですが、
「目的」に立ち返りつつ一緒に乗り越えていきましょう!