9月も下旬に突入。暑いですが、秋は来ているのですよね。
夜長と言えば読書でしょう。
しかし、読書は大好きなのだけれど遅読な私。なかなか読み進まないのが難です。速読にあこがれて速読法の本を買っても、その本が読み終わりません。よわったものよ。(え~ん・泣)
でも先週末、本屋で見て即買いしたコミック本がおもしろかったので紹介します。さすがにすぐ読み終わりました。
タイトル: 「日本人なら知っておきたい日本文学」
著者: 蛇蔵&海野凪子
出版社: 幻冬舎
価格: 945円
著者にピンと来ているあなた。お友達になれそうです(ニッ!)。
「日本人の知らない日本語」の著者おふたりです。
1も2も大笑い&感心させられたので迷うことなく手にしました。
清少納言や紫式部など日本文学史に関わる有名人9人についての人物像を描いています。そのスジに詳しい方には物足りないかもしれませんが、浅学な私にはうってつけ。
「言いたい放題 清少納言」 歯に衣着せぬ物言いだったということかな。
「ぐるぐる悩む 紫式部」 結構気にしーだったらしい。
「男の夢コンプリート 藤原道長」 この世をば我が世とぞ・・・の人だもの。
などなど。 絵もノリも my taste!
吉田兼行は「最近凝った名前が多いよね・・・ 難しくすれば賢く見えると思っているかもしれないけどそうでもないよ?」と700年前に発言しているそうです。(今と変わんない!)
細かいことはさておき、古典といっても、その時代を生きている人々には”いま”だったのですから、当然現代人に通じる感性もあるのだと思いなおしました。
古典に興味をもつきっかけになるかもしれませんし、ならなくても楽しめればいいと思いまーす。
最近NHKで「100分de名著」という番組もお気に入りです。
原作を読む方がいいに決まっていますが、ついつい安易に知ろうとしてしまいがちです。
最初に取り上げられたニーチェは、録画した物を数10回ヘビーリピートして見ています。(「超訳 ニーチェの言葉」は読書済みですよ)
それきっかけというわけではないですが、何十年ぶりかで口にした歌があります。
「ソッ・ソッ・ソクラテスかプラトンかー、ニッ・ニッ・ニーチェかサルトルかー、みーんな悩んで大きくなったー。大きいわー」
なつかしすぎです。
若者のみなさん、わかりませんよね。
近くの大人に歌ってもらってください。
ふーっ!